ある日の会話 ～こんな感じに日々の仕事を行っています～

「今来てる研修医たち，剖検例なんとかまとめられそう？　何の症例だっけ？」

「ネーザル NK/T リンフォーマの例なんですけど．．」

「それじゃ，腫瘍は、あまりあちこちには広がってないのかな！」

「そうなんですけど，ケモ中に急に白血球数が 200 くらいに減少して亡くなってしまったんです．2 日前には白血球数が三桁だったようなんですけど．．．」

「それは急だな ～」

「発熱性好中球減少症を考えてたみたいです．．．」

（骨髄の標本をみて）

「骨髄はすごくハイポで，やっぱりケモによる骨髄抑制は結構きてたんだろうね」

「そう思います」

（肺，肝臓の標本をみて）

「ちょっとだけ好中球の浸潤があるかな ～」

「なにしろ骨髄が空になってるから，出てくるものが出てこない状態ですよね」

「その点で感染症の評価が難しいな ～」

 

※ 大方の予想に反し，週末に研修医たちは無事，CPC プレゼンを終えました．．．M 先生，御指導お疲れ様でした.